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ホーム > ようこそ知事室へ > 記者会見 > 2021年12月2日(木)

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知事記者会見

2021年12月2日(木)


知事発表項目(オミクロン株、実践!危機管理マニュアル基本編、バイ・山の洲、新型コロナウイルス感染症関連、知事選挙集会での発言の撤回と謝罪)
発表項目質問(知事選挙集会での発言の撤回と謝罪)
発表項目質問(知事選挙集会での発言の撤回と謝罪)
幹事社質問(辞職勧告決議、今後の議会対応)
一般質問(知事発言)
一般質問(知事発言、知事給与、浜松市区割り、ワクチン接種)

知事発表項目(オミクロン株、実践!危機管理マニュアル基本編、バイ・山の洲、新型コロナウイルス感染症関連、知事選挙集会での発言の撤回と謝罪)

(知事)

ただいまですね、軽石が漂着したという、連絡がございまして、今、今日ここに、港湾局の北川課長さん、来ていますので、詳細について報告をさせていただきます。

(北川課長)

港湾局港湾企画課の課長の北川でございます。軽石の漂着についてご報告いたします。南伊豆町の石廊崎漁港と、下流という漁港で、軽石の漂着があったという情報が漁協さんの方から入りましたので、その内容についてご報告いたします。石廊崎漁港につきましては、石廊崎を、めぐるクルーズをやってる業者さんからですね、漁協の方に連絡が入ったということでございます。それが数日前に見つかったということですが、今朝漁協で確認したところ、軽石は見つからなかったというのが1か所目です。もう1か所はですね下流漁港という、石廊崎のすぐ隣の漁港になるんですけども、やはりですね今朝、あの船揚場の方へですね、漂着物にまじって軽石が見つかったというような連絡が漁業者を通じて入って参りました。で、内容的にはバケツの数杯分ぐらいではないかということで、大きさとしては、大きいもので5センチ程度ということでございます。で、石廊崎漁港に、つきましても、下流港につきましてもいずれにしても、漁船等の航行には、今のところ影響はないというふうに聞いております。いずれにしてもちょっと内容がまだですね詳細がわかっておりませんので、今現在詳細を確認中でございます。対応でございますが、関係各所に情報をですね、伝達しまして、注意を喚起しております。それから港湾、漁港を管理する土木事務所、港湾事務所、それから市町に対してはですね、自分で所管する港湾漁港の状況を確認して、報告していただくようにということで、調査をしているところです。以上です。

(知事)

ありがとうございました。以上軽石の対策についての報告でございました。

それで私の方から発表項目、6、7項目ございますが、順次申し上げます。

まず、本県における、オミクロン株陽性者の濃厚接触者を確認したということであります。昨日、国内2例目のオミクロン株の陽性判明者と同一の飛行機に搭乗していた方が、県内に6名滞在されていることが判明いたしました。陽性者と同一の飛行機に搭乗していた場合は、濃厚接触者になります。

このため、この6名の方々については、オミクロン株陽性者の濃厚接触者として対応することといたします。この件につきまして、今、後藤参事が来ておりますので、詳細を、発表いたします。よろしくお願いします。

(健康福祉部 後藤参事)

皆さんこんにちは。健康福祉部の後藤でございます。いつも御報道大変ありがとうございます。この6名の方は、27日に入国をされており、入国時検査ではいずれも陰性でございました。本日、6名全員の検査を実施してまいります。今後も、2日間に1回を目安に検査を実施してまいります。で、万一陽性が判明した場合には、入院となります。検体は直ちに国立遺伝学研究所、三島市に運び、ゲノム解析を実施し、オミクロン株かどうかを判定してまいります。なお6名のうち、2名の方は、昨日のうちに、県内の宿泊療養施設、県の宿泊療養施設に入所しております。残り4名の方につきましても、本日、県内の宿泊療養施設に入所します。で、待機期間としましては、入国時の翌日から14日間を宿泊療養施設で待機していただくと。健康観察を毎日行ってまいりますし、先ほど申し上げましたように、2日間に1回程度、検査を継続してまいります。なお、この方につきましては、入国後、必要な検査や、対応をとっていられたことを確認しております。皆様におかれましては、まだ陽性と決まったわけでは全くございませんで、濃厚接触者、機内に一緒にいたということだけでございますので、過度な不安を持たないように是非、安心して冷静に御対応をお願い申し上げます。それでは、本県の最近のコロナの状況につきましても一週間あたりの新規感染者数は数名といった程度で、一日平均お一人を下回っている状況が続いております。病床占有率につきましても県全体で入院されている方は0名や2名といった範囲で動いており、病床占有率は東部、中部、西部全ての地域で1%程度という状況になっており、たいへん落ち着いてございます。本当に皆様方の感染対策のおかげと感謝申し上げます。こうした感染状況の中で、これから年末年始をお迎えになり忘年会や新年会など飲酒を伴う会食を各種御検討されている方も多いと思います。本県におきましては、現時点で会食についての利用時間や利用人数等の制限を設けておりません。しかしながら、オミクロン株の登場という事態もございますので、油断されることなくですね、認証店を御利用いただき、体調不良の方は会に参加せず、会の中では回し飲みや直箸といったことはせずにですね、食べている時は黙っていただいて、会話をする時はマスクといった黙食とマスク会食を是非お守りいただいてですね、基本的な対策を徹底してお願いしたいと思っております。どうぞよろしくお願い申し上げます。

(知事)

続きまして、それではですね。もう一つ危機管理に関わることがございまして、昨日、危機管理に関わる指揮官会議が開かれました。第19回でございますけれども。自衛隊、警察、消防、海上保安庁、関係者が来たわけでございますけれでも。本県のこの危機管理指導監で東日本大震災の際に本県の先遣隊として被災地支援の陣頭指揮を実施した小平隆弘さんがこのたび、地方自治体企業の危機管理担当者のノウハウをまとめた危機管理マニュアルと題する冊子を著されましたので紹介いたします。この書物は小平さんが地方自治体や企業の危機管理担当者が災害対策本部要員として活動し、命を守るための具体的な行動を記されたモノでございます。ちょっとお回ししましょう。とりわけ地方自治体や企業の災害およびテロ対策本部の活動を記述した章がございますが、災害対策本部を編成し活動するための基本的な要諦の他、東日本大震災などの災害現場で体験した様々な行動ノウハウが集約されております。本書のように災害対策本部活動要領を具体的に記載した書籍は極めて少ないものでございまして、市町村の危機管理担当者は災害対策本部の構成、設置、運営等々についてこのいつもされることが多いわけですが、本書は少しでもその参考書として手助けにしたいという思いでこの書物は著されたと。他にも災害から命を守る行動について多くの事例を交えながら簡潔に解説されておりますので、防災危機管理に広く役立つものでございます。是非、本書の活用をお知らせいたしたく御紹介申し上げました。

続きまして、バイ・山の洲、新潟県特産品の直売会の初開催についてであります。県民の皆様方が県産品の購入あるいは県内施設の利用に積極的に取組む、「バイ・しずおか」。昨年始めたものでございますが、これが山梨県との連携による「バイ・ふじのくに」に発展いたしまして、更にそれが長野県、新潟県を加えた4県の連携によるバイ・山の洲として今、取組んでいるところでございます。これは、地域の生産者を励ますということで利他の行為でございますが、同時に地域のモノを直に早く新鮮な形で手に入れることができるという意味で自らの幸福にもつながるという自利にも通じておりまして、利他と自利の精神で支え合ういわゆるフジノミクスの新しい経済政策に基づく消費スタイルを目指しております。このたび、山の洲産品の直売会が行われることになりましたが、初めてのことで、昨年度の山梨県のさくらんぼに始まり、今年度6月の山梨県のさくらんぼや桃、10月には初めて長野県がリンゴ、シャインマスカットの販売を行いまして、このたび、新潟県の初の取組として12月4日の土曜日、5日の日曜日の二日間、静岡伊勢丹におきまして、西洋なしと新米を販売することとあいなりました。合わせて新潟県職員による観光PRも行われます。今回の新潟県による直売会は本県担当者が先方と積極的かつ精力的な調査をしてきたものでございますが、それと中央日本4県サミットでの合意により実現することとなりました。本年の山梨、長野の直売会では販売開始前に行列ができるほど、毎回大変盛況でございましたことから今回も大いに期待しているところであります。西洋なしの「ル・レクチエ」は甘くとろみのある上品な口当たりと芳醇な香りが特長で西洋なしの貴婦人と言われております。出荷期間が短く、生産量も限られております。大変希少価値が高い農産物でございます。今回は特別に、本県のために特別に1,500セットも販売していただけることにあいなりました。また新米の「3銘柄食べ比べセット」も合わせて販売されます。県民の皆様におかれましては、感染症対策を徹底した上で、御来場いただきまして、新潟県の旬の特産品を味わってください。以上であります。

次は、それに関連することでございますけれども、富士吉田市立吉田中学校からの贈り物についてでございます。11月20日の土曜日、それから21日の日曜日の二日間、山梨県の道の駅富士川、これは中部横断自動車道の甲府盆地に入ったところでございますが、そこで、「バイ・ふじのくに つながる市」というものが開催されました。そこでは約6,400人が来場されて、売上は約800万円となるなど、たいへん盛況であったと報告をいただいております。また、20日に行われました同イベントの式典におきまして、山梨県富士吉田市立吉田中学校の生徒の代表者の方から、生徒の皆様が作成された木札のキーホルダーおよびコースターをいただきました。皆様の前にその一部が展示されております。以前、榛原郡吉田町立吉田中学校の生徒さんが作成された静岡県と山梨県のコラボデザインの缶バッジ、これを山梨県に差し上げました。その時、県知事の長崎幸太郎さんに差し上げたんですけれども、これはもう、真に心の交流であるというふうに言われたのが印象的でございました。その御礼として、山梨県の同じ名前の吉田中学校の皆様からいただいたモノが、皆様の目の前にあるモノでございます。さて、この当日、式典に出席してくださった吉田中学校の代表の生徒会長さん、生徒会の副会長さん、美術部の部長さんでございましたけれども、生徒さんたちは、山梨県の心のみならず、文化を入れ込んで作成したと話してくれました。この木札というのは、この吉田中学校の皆さんが富士登山をしたときにその記念に一人一人もらうということになっているもので、これは、間伐材を使用して作成されているということです。御案内のように山梨県はいわゆる認証材FSCの、県ではおそらくトップではないかと思いますけれども、間伐材が利用されているという意味で、山梨県の文化、それからまた、吉田中学校の文化であると。またこのコースターは富士吉田市の伝統産業、この織物の端切れを活用して作成されておりまして、これを本県特産の、お茶の湯飲みを置いて使用してくださいということでございました。この木札とコースターは、県庁内で展示した後に、榛原郡吉田町立吉田中学校に贈呈する予定であります。このことをきっかけに、心が更に文化の理解にまで、交流にまでつながってきたということでございまして、これが10代前半の中学生の生徒さん達、少年少女によって作られているということをたいへん嬉しく思っているところでございます。同じ気持ちは山梨県長崎幸太郎知事さんも共有されております。更にこの交流が大きく育っていくことを期待しております。

続きまして、新型コロナウイルス第6波の感染拡大を踏まえまして、国が各都道府県に対し策定を求めております保健・医療提供体制確保計画を策定いたしました。そこで、この新型コロナウイルス第6波の感染拡大に備えた医療体制の構築について申し上げます。この保健・医療提供体制確保計画というものは第5波における最大の感染拡大時と同程度の感染拡大を想定して、本県におきましては1日の最大感染者数を680人、1日の最大療養者数を5,500人というように見込んでおります。まずは、感染された方が適切な医療を受けられるように地域の医療機関の協力を得て、入院、宿泊療養、自宅療養について確実に振り分けることのできる体制を構築いたしました。あわせて抗体療法に着実につなげる体制も整備いたしました。コロナ患者の受け入れ病床につきましては、県内の医療機関の協力を得て感染拡大時には、約750床以上を確保する見込みでございます。宿泊療養施設につきましては、現在7箇所設置しておりますけれども、感染拡大時には、速やかに追加設置いたします。また、本県の宿泊療養施設のうち3箇所に酸素投与が必要な患者さん等の治療を行う入院待機ステーションを設置いたします。これに関連いたしまして一言申し上げたいことがございます。それは、県内のホテル関係者の皆様に対してでございますけれども、今後、ホテルの新築等を行われる際は個別空調の設置やエレベーターの複数化など、緊急時に宿泊療養施設として利用が可能となるように御配慮いただければと存じます。お願いでございます。また、4,000人程度自宅療養者が見込まれますことから、地域の医療機関等と連携いたしまして、自宅療養者の健康観察や体調悪化等の時には受診体制を整えております。第5波の折には自宅療養中に亡くなられた方が不幸にもございました。このようなことが起こらないように努力いたします。これらの取組を着実に進めることで、第6波への備えに万全を期してまいりたいと考えております。またこの感染症関連で新型コロナウイルスワクチンの3回目接種についてであります。昨日から新型コロナウイルスワクチンの3回目接種が開始されました。2回目接種から原則8ヵ月を経過した方から順次接種ということになります。このため、医療従事者、そして高齢者の順序で接種することとなります。来年3月までの接種対象者は109万人ほどに対し、国から配布されるワクチンは114万6,000人分となっておりまして、必要量に関しましては十分確保されております。配布されるワクチンはお手元にお配りいたしました資料のとおりファイザー製が68万人分、またモデルナ製が46.6万人分ととなっております。来年3月末までの対象者109万人のうち1回目、2回目にモデルナ製を接種された方は2万人ほどでございますから、1回目、2回目をファイザー製で接種された方についてもモデルナ製のワクチンを接種していただくという必要がございます。異なるワクチンを接種することに対して当然、不安を感じる方もいらっしゃると存じますが、この副反応等については、適切な情報を確実に提供いたします。この点につきまして、今、我々が持っております情報に関しまして、後藤参事のほうからご説明を申し上げます。

(後藤参事)

再び後藤でございます。まだ2回目接種の方、ファイザー、ファイザーと接種された方が3回目モデルナを打たれた場合に、副反応の出方について詳細な日本人を対象とした研究の結果はまだ承知していないところでございますが、海外ではそれほど大きな違いはないと。1回目ファイザー、2回目もファイザー、一般の多くの方が3回目モデルナを打った場合ですね、その方とファイザー、ファイザー、ファイザーと3回目もファイザーを打った方と比べまして、若干モデルナを3回目打った方の方が発熱や頭痛といった副作用の起こる率が少し高いのではないかといったデータはございますが、逆に中和抗体ですね、抗体がつく量は、ファイザー、ファイザーと打った方に3回目モデルナの場合の方が、ファイザー3回よりも高いのではないかと、抗体が上がる幅が大きいのではないかといったデータもございますので、今後、日本人を対象としたデータを国も蓄積して公表していくと言っておりますので、県も正しく新しいデータを公表し皆様方が安心して接種できる体制を整えてまいります。

(知事)

今、後藤参事から御説明申し上げましたとおり、特段不安に陥る必要はないと言うことでございます。オミクロン株の流行が危惧されております。本県でも今その可能性のある方が待機されているということでございますが、1、2回目と同様に多くの県民の皆様に接種していただき、感染予防につなげて取組んでいきたいと強く思っているところであります。

続きまして、最後にですね、今、知事選挙におきまして、私の発言におきまして報道されておりまして、世間を騒がせて誠に申し訳ないと思っておりますが、私もそれらを確認いたしまして、誠に持って舌足らずと言いますか、支離滅裂と言いますか、日本語になっていないということで恥じいっているところであります。一言で言えば、不適切そのものということでございますので、それを撤回し、お詫びを申し上げたいというふうに思います。

以上発表項目でございます。




発表項目質問(知事選挙集会での発言の撤回と謝罪)

(幹事社)

幹事社の中日新聞です。今の発表項目に関しまして、幹事社からお伺いします。

さっき知事から発言がありました、知事選挙中の知事の集会での発言についてです。これは誠に不適切な発言だったということですが、どのような点が問題だったと知事は思ってらっしゃいますか。

(知事)

まず、日本語になってなくて、従って正確に意味が取れないということもございまして、こういう発言をしたのかというのは、ま、録画やあるいは、文字を見まして、誠にもって面目を失っておりまして、恥じ入っております。従って、これは、お聞きになったり、場合によってはご覧になった方々、特に有権者の皆様に対しまして、誠に失礼なことをいたしたということで、これは撤回、謝罪をしたいということでございます。

(幹事社)

訂正するということも分かったんですが、この発言は、性別に対する差別だとか、学歴に対する差別だとか、または工事現場で働く人への侮辱と言ったようなことまで含まれる発言だと思っています。その点については、どういう意図で言ったとかわかりかねるのですが、いかがでしょうか。

(知事)

そうした差別はあってはなりませんし、差別はしないというのが基本的な私の、姿勢であります。従って、そうした差別に繋がりかねないということになったこの、はっきり意味は取れないような発言に対しまして、本当に恥ずかしい内容であったといいますか、恥ずかしい発言をしていたなということで、これは、大脱線と言いますか、そうしたことで、これは、お聞きになってる方たちは何を言ってるのかわからなかったところもあるかと思いますが、私自身も録画、或いは、文字起こしを、新聞報道で見たりいたしまして、確かにその通りだということで、まことに不適切ですので、これはもう撤回して、お聞きになったり、或いはご覧になった方に対しまして、お詫びを申し上げるということであります。

(幹事社)

今、大脱線というお話ありましたが、その場を盛り上げるためだったとうことでしょうか。

(知事)

今回の発言、報道で知らされたということもございまして、その時、1日何回も周りますのでですね。どういう心情であったのかわかりませんが、ともあれ、きちっと整理された発言になっていないということは明々白々であります。従って、何か急いてたのかもしれませんが、ともあれ、もう不適切であるってことは、はっきりしておりますので、これは、こうしたものはもう、言葉遣いも含めてですね、正確を期して発言するというふうに改めないと駄目だというふうに言い聞かせておりますが、それと異なるようなことになりましたので、これを恥じ入りながら、面目を失ってですね、おりますけれども、撤回をして謝罪申し上げたいということであります。

(幹事社)

幹事社からは以上です。質問のある社、お願いします。

(記者)

NHKです。先ほどの謝罪撤回されるということに関連して、謝罪撤回は承知しましたが、結局何をあの時おっしゃったのか、おそらく不明瞭な音声からの書き起こしで、私見た限り、3箇所か4箇所ほど、聞き間違いに基づくと思われる報道もあって、そこは知事に同情するくらいなんですけど。私どもの映像から確認した発言に基づいて伺います。

結構、日本語としては意味が分かるんです。ですから意図がこもっていると思うんで、あえて伺います。

まずは、「8割ぐらい女の子なんです。でも11倍の倍率を通ってくるんですから、もう皆、綺麗です」と。これは高倍率で入試を通ってくる子は、容貌も綺麗だという知事の認識、あるいは川勝学長の下での文芸大の入試の基準を示したものだったんでしょうか。

(知事)

知事選挙というのは政策を有権者の方に訴える場でありまして、集まってこられた方もですね、このコロナ、あるいはリニア問題、水問題。これにご関心があってこられているということですね。従ってですね、それとは違う、いわば学長時代のエピソードを、こういうことを有権者の方に申し上げたというのは、筋も違いますし、本当に恥ずかしいことであったなということで。その時、お越しになられた方々に対しては、一番申し訳なく思っておりますが。政策も申し上げたと思うんですけれども、これは全く余計な事であったというふうに思っておりまして、全面的にこれを撤回してお詫びをしたいということです。

(記者)

撤回お詫びは承知しておりますので、あの時は何を意図していたのか。

高倍率で通ってくる子が皆綺麗だということと、あとちょっと聞き取り方、見解分かれました、私ども聞いた限り、「顔の綺麗な女の子は賢いことを言わないとですね、何となく綺麗でなく、綺麗に見えないでしょう。ところが全部綺麗に見える」と。

これはやはり先ほどの倍率の話と合わせて、知事は知性と容貌は比例するという考えを示したものではないでしょうか。

(知事)

今、繰り返されたところですけど、ほとんど意味をなしてないと思いますね。ですからこういう、ばばばばっと言って文に起こした時にですね、意図は分かるとおっしゃっていただいたのはありがたいけれども、ともかく、正確ではなくてですね。これ恥ずかしい発言だと。文芸大の学生さんを誇りに思っておりますので。そうしたことも含めてですね、あそこの選挙で、限られた時間で皆、時間を急いてる中で、少なくとも、私の方の選挙日程の中で、限られた時間、それを承知の上でお越しいただいてる有権者の方々に対してですね、誠に失礼なことをしたなと、そういう思いが強くて。これは申し訳なかったというふうに思っております。

(記者)

集会ですから、政策以外のいわゆる放談会的なものを期待される方もいらっしゃると思うので、それはそれでいいんですけれども、この容姿と学力の比例の問題と、あともう一つ「工事現場にいるのは申し訳ないけど、おっさんばかりだと思ったらですね、ヘルメットを取ったらですね、大学の工学部出たとか、立派な人ばっかり。つまり偉い人が来たときにきちっと工事について説明できるようになっているわけです」とありましたが、道路整備などインフラ整備の現場には、中学校や高校を出てすぐに社会に貢献しようと志を持って職に就かれる方も、経済的事情で、進学よりも就職を選ぶ方も様々いらっしゃいます。

そうした方々は、大学に進学して、工学部を出た方より立派ではないんでしょうか。

(知事)

もうその時の話です。ともかく、この学歴とか、あるいは性の違いとか、あるいは、特に弱い人たちに対する差別というのはですね、してはならないし、いたしません。してこなかったというふうに存じますが。そうしたものに通ずるような、そう取れるですね発言をしたことに対しまして、誠に恥ずかしく思っております。

(記者)

知事、この6月の選挙に出るにあたって、連合静岡から異例の4期目の推薦を得るにあたってですね、もう失言はしないという約束が、誓約書を書かされていたはずです。

リーダーシップに、リーダーにふさわしい言動をとると約束したはずなのに、大学の工学部を出た人の方が、中学、高校を出て社会に出た人よりも立派だというのは、どういうご認識なんでしょうか。

(知事)

そういう差別は、意識は全くサラサラ持っておりません。しかしながら、これが不適切な発言であることははっきりしておりまして、これはともかく撤回をしてお詫びをしたいということに尽きます。

(記者)

もう一つありました。「うら若いかわいい女の子が来たから、10年前の新東名の開通1年半前倒しができた」と。工事現場の方は、うら若き女の子が来たから頑張って、あれが実現できたんだ、ということなんですか。

(知事)

その因果関係はないかあるか、これは分かりませんが、ともあれ、前倒しでNEXCO中日本が、矢野弘典トップ、CEOをですね、リーダーとして、見事な仕事をされたということに対して私は感服をしているところであります。

それは皆さんが一緒になって仕事をされたものでありますから、差別などというものはですね、私はもう毫も思っておらんということを申し上げておきます。

(記者)

2000年代以前から現場には、ドボジョという言い方もありますけれども、女性いたと思います。県職員の女性の方が現地視察されることもあったと思います。

うら若き女性が来たのは道路建設上初めてのことじゃないですかというのも、そういった方に対する失礼ではないでしょうか。

(知事)

ドボジョ、静岡県でできたのを大変喜んでおりまして、それを私は応援をしているわけでございます。ですから、静岡文芸大の学生さんが、NEXCO中日本の文字どおりのご厚意によりましてバスまで準備していただいて、工事現場に連れてってくださったということも含めてですね、非常にいい会社であるというふうに思っております。そして、そのことと、土木現場にですね、今はいろんな、例えば三次元点群データも含めて、いろいろな力仕事をすべてに及ぼすということではなくて、機械などを頼りながら、男女関係なしにですね、仕事ができる環境になっております。そうしたところを強調するためにですね、静岡県交通基盤部でドボジョと、どぼくらぶ、こうした発想ができたのは、私が知事になってからではないかと思いますが、その話は、今のこの話題になってる話は、知事になる前、私が学長してた頃の話でございまして、その時にドボジョという言葉があったかどうかは私は知りません。




発表項目質問(知事選挙集会での発言の撤回と謝罪)

(戦略監)

他の記者さん何かありますか。

(記者)

中日新聞と申します。川勝知事は高い発信力をお持ちですが、そういう高い発信力を持つ川勝知事がですね、学歴や性の違い、差別と取れる発言をしたことを恥ずかしく思っているというふうにありましたが、そういう発言をすることによる、社会に対する影響というのは、どういうふうに考えてらっしゃるのか。

(知事)

このお騒がせしてることに対してですね、自分の不明を恥じているということで、特に有権者の方々に向かって言う筋の、そういう集会ですから。そこでですね、不適切で不正確で、今、NHK記者が読まれたようなところも含めて、意味が取れないですね。ですから、こうしたことをした自分がいることはもう間違いありません。まあ正直こういう人間であるということがですね、私はもう自分には自覚しておりますけれども、県民の皆様、誤解を賜りまして、これからはどういう場合、あるいは政務ということになります、選挙ですから。そうした時も常に公人であるというこの自覚を今、強く持っておりまして。それは、言葉を正確に丁寧に、メッセージが正確に伝わるように言わねばならないということでございます。それに、悖るものでございましたので、反省材料としてはすごく良かったというふうに思っておりますけれども、反面、皆様にご迷惑をかけましたので、本当に恥ずかしいと。面目がありませんということでございます。

(記者)

すいません、お伺いをしたいのは、先ほどから川勝知事は意味が通らないというおっしゃってますが、先ほど、ご自身で差別に取られかねないというふうに、意味を解説してくださいましたが、そういう発言を知事のような発信力の高い方がすることによる社会への影響というのはどういうふうにお考えでしょうか。

(知事)

良くないと思います。もうこれはよくないと思いますね。そういうことをしてはならないと思います。

(戦略監)

他に。幹事社さん。

(幹事社)

私から、もう一点、よろしいでしょうか。

(知事)

はいどうぞ。

(幹事社)

すいません。差別ととれる発言をしてはならないということですが、全ての差別というのは無意識に行われるものだと思います。

この発言以外にもですね、例えば6月20日、JAの大井川岡部支店前で、知事が演説で話されたんですが、「女性には逆らわない。女性はですね、例えば子どものため、あるいは主人のため、おばあさんのために、愛情あって、ご飯をつくってくれたり、いろいろなことを言ってくださります。」というような発言がありました。または、6月6日の知事選での第一声です。「女性は子ども、主人、父母のために、愛情を持って生きている。愛情に溢れた女性を立てないで、男は男になれない。」ということを言っております。厚生労働省のですね、国民生活基礎調査、これは2018年には、すでに子どもを持つ女性の就業率は7割を超えております。こうした現代において、知事のこういった女性観というか家族観というのが、果たして時代に合っているのかなと私は疑問に思いました。

知事、この発言などを振り返って、ご自身の女性観、家族観、今に合っているとお考えでしょうか。

(知事)

時代錯誤ですね。はい。パターン化した時代錯誤的な発言ではないかと思います。

(記者)

朝日新聞と申します。

先ほど知事、女性への差別の発言について、差別は良くないという話もありましたけども、そもそもそういったお考えがないと発言に至らないと思うんですが、ご自身はもともとこういうお考えがあって、意図して発言したのか、そのへん、ご自身の何がいけなくてこの発言に繋がったと思いますか。

(知事)

私は全ての人が、それぞれ個性を持っていると、一人一人違うということですね。違いがあるということを、つまり区別がされるということ、これがですね、差別と結びつければ間違いだということであります。

(戦略監)

それじゃ、幹事社さんいいですか。

(記者)

ほか、よろしいでしょうか。




幹事社質問(辞職勧告決議、今後の議会対応)

(記者)

それでは、幹事社からそれ以外について質問させていただきます。

先の臨時議会で、辞職勧告決議案が可決されました。これについて御質問します。一週間がたちまして、あらためて今回の参院補選での応援演説でのご自身の発言を振り返って何が問題だったと考えていらっしゃいますか。またコシヒカリ発言が問題になった後、謝罪に至るまで時間がかかりました。その間に批判も高まったということもありました。その点も踏まえて、この一連の問題ですね、これをどのようなものだったと、知事は総括していらっしゃいますか。

(知事)

はい。

6月に激しい知事選挙がございまして、それと連動する形で、参議院補欠選挙、これは、静岡県の知事に、静岡県選出の国会議員の方が出たので、補選になったということで、連動していると、いうふうに考えておりましたので、従って、ノーサイドではなくて、一方のサイドに立つということを、県知事選が終わった時に、明言したのではないかと思います。

その勢いで、衆議院選挙も、参議院選挙に続いて、すぐに投票が来るという、その中でですね、私は、明らかにノーサイドではなかったわけですね。

選挙は非常に激しく厳しいものであります。

一方を選別するということで、戦場のようなものですね。

そうしたことが間違っていたと。

つまり、政務と公務は違うということは成り立たないと。

何をしていても、公人である、知事にあることには変わりがないと。

そうしたことは言い換えると、ノーサイドに立たないといけないと。

ただし、知事選のときには、政策を訴えるということでですね、相手との違いであるとか、これは明確にしなくちゃならないと思いますけれども、応援弁士として入った時はですね、これは一方を立て、他方を、いわば、選別しないでくださいというふうに、有権者に言うことになりますね。

従って、これはノーサイドとはもうほど遠いものです。

ですから、私は、このノーサイドに立たなかったということがですね、根本原因であったと。

しかし、公人たる知事はノーサイドでなければいけないと、オールサイドでなければならないと、いうことでございますから、それと反対の、真逆のことをしたのでですね、こうした発言も生まれ、かつ、人を傷つけたりですね。

そういうことになったということであります。

従って、今、どう総括するかというのは、この知事辞職勧告のときに、それぞれの方が、お立場、また、御自身の政治信条に即して、思いのたけをですね、表白されました。

それは、まことに傾聴に値するものでありまして、私は、これをお聞きしながらですね、私は、もう、本当にこれは公人として、県民から負託を受けているので、この立場にこれからは徹すると、いうことを自分に言い聞かせて、今、ここにおります。

(記者)

わかりました。

いまの発言のノーサイドというところですね、臨時議会後にも、知事、ノーサイドという発言がありました。

これについて、今後の議会に臨む姿勢について伺います。

次期総合計画では、自民改革会議から抜本的見直しを求められています。これに対応していくお考えはありますか。または、辞職勧告決議案を出された、自民改会議、公明党県議団と、今後、どのような関係を築いていくというふうにお考えでしょうか。

(知事)

はい、県民のためになる関係を築いていくという、そのためには何でもするということでありますが、御指摘の通り、自民改革会議の御意見の中にはですね、一つ、計画の肥大化・冗長化、一つ、主体性の欠如、一つ、指標の形骸化。そして、これらがあるので、根本的な見直しを求めるといった厳しいご意見が出ております。

そこで各会派、他も出ておるんですけれども、御意見の対応につきましては、現在各部局を中心に、内容の精査を行っています。

できる限り、計画案への反映を、図らねばならないというふうに思っております。

そのために総合計画審議会があり、また、県議会での議論を賜ってるわけですから、審議会の意見、また、県民意見と同様、計画に100パーセントですね、盛り込むことが難しいご意見も、あるかもしれません。

しかし、それらも含めて、対応案は真摯に作成しまして、自民改革会議はもちろん、それ以外の各会派と協議を、丁寧に行いまして、成案を得ていきたいと考えております。

これは一緒にチームを組んでやっておりますが、今日はそのチームリーダー、天野部長が来ておりますので、基本的な姿勢についてですね、天野部長の方から一言御説明をいたします。

(天野政策推進担当部長)

政策推進担当部長の天野でございます。

よろしくお願いいたします。

ただいま知事からお話がございましたように、県議会各会派からのご意見等につきましては、現在、各部局におきまして、計画案への反映を図るための作業を行っているところでございます。

早期に対応案を取りまとめまして、県議会の御了解をいただきながら、各会派などへの具体的な調整の作業に取りかかって参りたいというふうに考えております。

現在、県議会の開会中でございますので、こうした調整の場をですね、いつどのような形で設けていくのか、この辺につきましても、県議会の皆様のご意向を十分に踏まえた上で、進めて参りたいと、いうふうに考えております。

県政推進の根幹をなす、総合計画は重要な計画でありますことから、県議会の皆様と丁寧に意見交換、御意見、調整を図りつつ、年度内の策定を目指して参りたいというふうに考えております。

以上であります。

(戦略監)

どうぞ。

(幹事社)

ただいまの幹事社質問について質問ある社、ほかに。




一般質問(知事発言)

(記者)

テレビ静岡です。コシヒカリ発言を蒸し返すようで恐縮なんですけども、一部から演説内容そのものが、公選法に抵触するのではという指摘が出ています。まず、いくつか質問させていただく大前提として、知事の法令遵守に対する認識をお聞かせください。

(知事)

もちろんコンプライアンスは、皆で、絶対にコンプライアンスを守ると。

法令遵守は、これはもう、行政を預かる者として、基本的に心得るものであるというふうに思っております。

(記者)

今回、指摘されているのは、虚偽事項の公表、つまり、公選法235条2項になるわけですけれども、知事、まず、この条文というのは、御理解されていますか。

(知事)

事実を誤って伝えてはいけないということですね。

(記者)

はい、そうですね。公選法235条、当選を得させない目的をもって公職の候補者に関し、虚偽の事項を公にし、又は事項、事実をゆがめて公にした者は、懲役若しくは禁錮又は罰金に処すると規定されています。

(知事)

はい

(記者)

いま、御自身、御理解されているということでしたけれども、演説内容に照らして、内容が適切だったと断言できますでしょうか。

(知事)

何を指されているのかわかりませんので。

(記者)

では、まあ、具体的に私が、感じたところを、まず、言わせていただいた上でちょっと御意見を賜りたいんですけれども。

先の9日の会見で、この方が、若林氏ですね、35市町の代表たりえないと、これを言うために、言った言葉が切り取られましてと御発言されていますし、演説中にも、あちらは観光しかありません、それしか知らないんです、そんな人間が静岡全体の参議院議員になってどうするんですか、駄目ですとおっしゃていることから、まずもって、当選を得させない目的があったことは、先ほども選別という言葉を使っておりましたけれども、そういう目的があったことはもう明らかかと思います。

その上で、先ほど条文にありました、事実をゆがめるというのはどういうことなのか。

裁判所の判例を調べましたところ、客観的にみて虚偽の事実にまでは至らないけれども、ある事実について、その一部を隠したり、逆に虚偽の事実を付加したり、或いは、粉飾、誇張、潤色したりなどして、選挙民の公正な判断を誤らせる程度に、全体として真実とはいえない事実を表現することと、定義されています。

また、先ほど、申し上げた、観光しかない、それしか知らないというのは、明らかに若林氏に関する虚偽の事項だと見えますし、加えて40、64歳以下の、ワクチン接種について、あのとき、彼が首長をしている時には30パーセント以下しかなかった、ところが、こちらは彼の恩師、康友君はその2倍やっていたと発言されています。

確かに県が9月1日にまとめた、若林氏の退職日である8月31日時点の、市町別の接種率を見てみますと、浜松市の1回目が41.45パーセント、2回目が24.63パーセント、御殿場市の1回目が17.48パーセント、2回目が9.18パーセントなので、そこ自体には、あれはないと思うんですけれども、ただ、その数値には、御殿場市における、多くする、多く在住する自衛隊員や介護職、また、社員を多数抱える時之栖などの職域接種分が含まれておらず、県が初めて市町別の接種率を9月24日に公表した際に、御殿場市も、当時、現在の市長ですけれど、職務代理者だった、勝又氏がですね、それが含まれていませんよと、いうようなことを明らかにしていましたので、県がそのことを知らなかったはずはありません。そうなると、これ知事の演説は、事実をゆがめて公にしたという部分に抵触するようにも感じられるんですけども、知事御自身はその点についてどのようにお考えでしょうか。

(知事)

いや、その統計数字ですね、市町別の。これは国から配布されて、私のところには1週間に1回だか、定期的にですね、上がってくるものであります。

従って、それに基づいて、申し上げたということです。

(記者)

それは重々承知してるんですけれども、私が疑問視しているのは御殿場市が多数自衛隊員がいて、先の臨時会の蓮池先生の賛成討論にもありましたけれども御殿場市は早々にこの数字には自衛隊の接種分は乗っていませんよと明らかにしていたにもかかわらず、その注釈をつけることなく、生の数字だけを出すことが果たして有権者の正しい判断に結びついたのかということが疑問なんですけども。

(知事)

はい。

これはその報告は私に上がっていません。

この数字はですね、見せてくださいと。市町がこの接種の担当しておりましたので、その数字は上がってきておりました。

その数字で、この高いところの名前を挙げました。

そしてまた、高いところはもうそれでいいわけですけれども、低いところが際立っていましたのでね。

そこの市町の名前を公表したということで、その数字の通りにこの判断をしたということです。低いということ判断したということです。

(記者)

そのところはわかっているんですけれども、各種報道なんかでは、すでに知事が御発言をされた10月23日の段階では、少なくとも、9月29日の読売さんの朝刊とかにも自衛隊分の接種が入っていなかったというような御殿場市のコメントも載っていましたし、御殿場市がしっかりと当然ホームページに載せているんですね。知事は、よく、テレビは見ないけど、新聞は読むとおっしゃっていたので、新聞を読んでいれば、御殿場市の自衛隊の接種が入っていなくて、実数値と統計上の数値がずれているっていうことは容易に想像できたと思うんですけれども。

(知事)

それは、うん、そうですね、誠に不明であったと、見落としたというか、そのノートに貼ったりしているのは、この各市町別のですね、接種率の推移でしたから、しかも全国順位もですね、低い方だったわけですね、だんだんと。いかにして早く接種しないと、それは出口はワクチン接種以外ないという信念がありますから、これをなるべく加速していただくためにですね、あえて名前を公表すると。これについても意見があったわけです。

いいところは言ってもいいけども悪いところを言うのはどうかと言われたわけですけれども、しかし、頑張っていただくところと頑張っていってないところがあるっていうのは、もうそういう数字にあらわれているというふうな判断をいたしまして、あえて低いところにつきまして名前を出したということで。しかもそれはおそらく、私が持ってるこういう数字はですね、皆さんにもお見せしているはずですね。

まず、情報を私だけを取得するというふうな、そういうスタンスはとっておりません。

もしそのときにですね、これはこういう数字で、何か含まれてないとか含まれてるとかということがわかってれば、当然、注釈をつけてたと思いますけども。

(戦略監)

他、他には。




一般質問(知事発言、知事給与、浜松市区割り、ワクチン接種)

(記者)

知事、話を蒸し返すようで、大変、申し訳ないんですけども。

(戦略監)

どちらの社ですか。

(記者)

静岡朝日テレビと申します。お世話になります。

この定例会の冒頭でですね、謝罪をされた中で、辞職勧告決議を受けた身であるけれども、県内の情勢を考えると、いま、知事選をお願いする状況にないと。そういった中での続投を表明されたわけですけれども、今回こうして新たなご発言が問題となりました。その最中でも辞任をしないというお考えに変わりはありませんでしょうか。

(知事)

はい。変わりありません。

今、オミクロン株が、世界に、この急速に広まりを見せている中で、この静岡県民の方たちも、不安の中にいらっしゃるというふうに思います。

こうした状況でございますから、ともかく3回目の接種をしっかりとすると。

それから、また、うちとしては、この感染対策、医療の提供体制の確保をしっかりするというのが、今一番やるべきことでございまして、この年末から年始にかけて、密になりがちな、そういう時期でもございますので、この時期に、選挙をするというのは公益に悖るという考えを持っています。

(幹事社)

他はいかがでしょうか。

(記者)

知事、すみません。NHKですが、辞職勧告決議の日に、知事自らにペナルティーを科すと、けじめをつけると、いうことで、期末手当及び12月分の給料の返上をおっしゃいましたが、これに必要な条例案が県議会に出されていません。どうされるんでしょうか。

(知事)

あれは10月24日でしたかね(正しくは、「11月24日」)。

みずからにペナルティを科すというのは、もう、即、考えたことでした。

で、今、この件につきましては、調整をしていただいているところであります。

(記者)

調整も何も、その気であれば、29日の定例会初日に提出することができたんじゃないでしょうか。

(知事)

調整が、なかなかに厳しいという報告を受けています。

(記者)

あの、自民党さんがどう思うかは別にして、私、24日のぶら下がりでも、自民党さんがそれで理解されるとお考えでしょうかという質問した。まっ先にしたんですけれども、ともあれ、条例を出すことはできるんじゃないでしょうか。

(知事)

ともあれ、議会でお決めいただくことですのでね。

それなりの調整っていうのは、どういう議案にしろ、ルーティンと言いますか、ルールとしてございますので、その調整に汗をかいていただいております。

(記者)

報酬返上を、いま、言い出したところで、議会が呑んでくれる、認めてくれるはずがないということに想像は及ばなかったんでしょうか。

(知事)

及びませんでした。

(戦略監)

はい。

(記者)

中日新聞です。

ひとつ色の違う質問なんですが、浜松市の市議会の特別委員会で、行政区の再編の3区案が、内定しましたが、これへの受け止めを教えてください。

(知事)

もうこれは、高く評価しております。

これは市長さん、また市議会の皆様方、侃侃諤諤の議論をして、この3区案に落ち着いたと、いうことでですね、私は、特に、天竜区というのが、まあ、一貫して、どういう3区案にしろ、常に天竜区というものは、変わらなかったわけですね。これが残る形で残りの地域、浜北以南の、旧浜松市ですが、ここのところについて、難しい議論を、皆さん、それぞれ、しながら、最終的に決着したということ、大変喜んでおります。

(戦略監)

他にはどうでしょうか。幹事社さん。

(記者)

SBSです。

オミクロン株の脅威が、いま、叫ばれる中で、ワクチン接種の3回目の前倒しというような話が上がってますが、知事は、この件については、どのような意見をお持ちでしょうか。

(知事)

そうですね、外国によっては8カ月未満で、接種をするということを言っておりますので、おそらく、政府の方もですね、こうした外国の動きを、もう、同じワクチン打ってるわけですから、ほぼ、ファイザーないしモデルナ。まあ、アストラゼネカもありますけれども。こうしたことで、3回目の接種、また、オミクロンに効くかどうか、等々、必死で皆さん、検証やってるわけですね。

うちにも、このオミクロンが入ってきましたので、国立遺伝学研究所やですね、そうしたものを、うちは備えておりますから、検査をしながらってことになりますけれども、もし、この第3回目の接種が、その一定期間を置いてればいいということであれば、その8カ月という数字が動く可能性はあると思っています。




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